光にかざすとその薄さがわかる「ファンシーカップ」。
指にフィットする凹凸、磁器の素材感を活かした軽やかさ、このユニークでモダンなデザインのタンブラーは1969年に開発され、50年以上にわたり生産が続けられているロングライフデザインです。
開発されたころは高度経済成長期の真っ只中。「飲む」という基本の機能に、視覚的・触覚的な要素として遊びのある大胆な彫刻を施し、飲食の場に新鮮な刺激をあたえたいと考えられ製品化されました。
個性的なシルエットは目の見えない人にとっては「手ざわり」で形を識別しやすく、またカップをしっかり掴む指がかりとしても機能し、握力の弱い人にも使いやすいデザイン。
一見、無機質そうで冷たい印象の白磁ですが、青みのある上質な磁器の素材感がプロダクトとしての完成度を上げています。
実際に手に持った感覚の好みと、見た目の好みとの違いも楽しいA~Fの6タイプ。 想像しながらぜひご覧ください。
※薄い磁器なので熱が伝わりやすく、熱い飲みものには向きません。
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